ウレタンフォームの加工をしている会社
大崎常行氏が代表取締役をつとめる株式会社大番は、大阪市浪速区に本社を構えています。
工場は大阪府吹田市にあり、そちらが営業本部です。
創業は昭和32年2月で、23人の従業員を抱えています。
事業内容は発泡体とゴム製品の設計および加工です。
取り扱っている発泡体にはウレタンフォームとポリエチレンフォーム、ゴムスポンジがあります。
それぞれ異なる特徴を持っていて、それにより用途も変わってきます。
ウレタンフォームは連続気泡と呼ばれる構造なので、水と空気を通すことができます。
また安価でクッション性が高いことから、自動車のクッションや包装、雑貨に使われています。
ただし耐候性と耐久性に劣るため、シビアな環境での使用には向いていません。
ポリエチレンフォームは独立気泡という構造で、水と空気を通しません。
くわえて熱を遮断するので工業用の断熱材や建築の緩衝材、スポーツ用マットなどに使用されます。
価格はウレタンフォームより高いですが、耐久性では上回っています。
ゴムスポンジも独立気泡構造で、気密性と反発弾性が高いです。
ポリエチレンフォームと同様に水と空気を通さないから、気密性が高く大きな浮力を持ちます。
これらの特徴から防水および止水に用いられることが多く、振動を軽減する目的で使用されることもあります。
株式会社大番はこれらの素材を加工する設備が充実しています。
具体的には各種カッターやスリッター、プレス機などです。
さまざまな加工をできる環境が整っているから、顧客の抱える問題に柔軟にできます。